佐藤氏出馬要請を20日再協議 民主応じれば週内実施へ
任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、現職の佐藤雄平氏(66)=2期=の支援を前提とする民主、社民両党県連、連合福島、無所属県議でつくる4者協議会は18日、佐藤氏の3選出馬の要請に向けた対応を協議した。社民県連、連合福島、無所属県議は早期要請を主張したが、民主県連は「持ち帰って検討する」として結論を持ち越し、20日に再協議する。民主が応じれば今週中にも佐藤氏に立候補を要請する見通し。
福島市で行われた協議は冒頭を除いて非公開。終了後に会見した連合福島の今泉裕会長によると、お盆中に新人3人が出馬表明したことを受け「現職の去就は最大の関心事。一刻も早く態度を明らかにしてもらうことが最善だ。週内にも要請すべきだ」と提案。社民県連の紺野長人副代表、無所属県議代表の高野光二県議も同調した。
一方、民主県連の亀岡義尚幹事長は、11日に国会議員と県議の間で佐藤氏の意向確認を最優先にする方針を確認したと説明。ただ、それ以降に情勢が一変したため、19日に対応を検討して回答するとした。
自民党県連の要請に応じた元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の出馬表明を踏まえ、民主県連内では佐藤氏の態度が明らかになっていない現状での相乗りを否定する意見が根強い。一方、佐藤氏が不出馬の場合には「中央の対立構図を持ち込むべきではない」と自民を含む他党との共闘を模索する意見も出始めており、現時点で意見集約に至っていない。
(2014年8月19日 福島民友・県内選挙ニュース)
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