「脱原発が最優先事項」 知事選立候補表明の五十嵐氏
無所属で知事選への立候補を表明している、いわき市の牧師五十嵐(いからし)義隆氏(36)は22日、県庁で行った記者会見で、脱原発や被災地のコミュニティー構築などに取り組む考えを示した。
五十嵐氏は「脱原発が最優先事項」とした上で、原子力政策について「技術開発などで廃炉作業を最速で進める道筋を示す」と述べるとともに、原発に代わる新エネルギー産業を構築する必要性を強調した。さらに「津波被災地に復興モデルとなるコミュニティーをつくる」と話した。
このほか、復興予算の執行過程の透明化や、知事職の退職金の返上、情報技術(IT)を活用した県民参加型県政の仕組みづくりなどを政策に掲げた。
政党などへの支援は求めず、独自の選挙戦を展開する方針をあらためて示した。
(2014年8月23日 福島民友・県内選挙ニュース)
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