「来週にも進退判断」 現職・佐藤氏、4者協出馬要請に
任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、現職の佐藤雄平氏(66)=2期=の支援を前提とする民主、社民両党県連、連合福島、無所属県議でつくる4者協議会は29日、県庁で佐藤氏と会い、3選出馬を要請した。要請を受けた佐藤氏は「来週にも進退を判断したい」と述べ、態度表明の時期に初めて言及した。
佐藤氏に近い関係者によると、佐藤氏は出馬しない意向を既に複数の関係者に伝えている。佐藤氏は地元の合意を得ることを前提に、9月1日に石原伸晃環境相らに中間貯蔵施設の建設受け入れを伝える見通しで、同日以降に表明するとみられる。
要請したのは、民主県連の吉田泉代表代行、社民県連の小川右善代表、連合福島の今泉裕会長、無所属県議を代表した高野光二議員ら。原発事故の対応を含め復興に向けて継続した県政運営の必要性を強調し、出馬するよう求めた。
冒頭のみ公開された。佐藤氏は会談で「皆さんの気持ちは本当によく分かった」と述べるにとどめ、進退については明言しなかった。
(2014年8月30日 福島民友・県内選挙ニュース)
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