「中島村長選」終盤の情勢 激しい選挙戦を展開
任期満了に伴う中島村長選は7日の投票まであと2日に迫り、終盤戦に入った。届け出順にいずれも無所属で、前JAしらかわ組合長で新人の小室信一候補(63)、現職の加藤幸一候補(62)=1期=が激しい選挙戦を展開している。
小室候補は「小さいけれど日本一幸せな中島村」をスローガンに、保育所から中学校までの一貫教育などの子育て支援や、高齢者支援に取り組む方針を示している。地元の滑津地区で地盤を固めながら、全村での支持獲得に向けた取り組みを強めている。
加藤候補は、特別養護老人ホームの誘致や中学生のマレーシア派遣など実績を強調、「1期目でまいた種を2期目で収穫したい」と村政継続に支持を訴える。基盤となる吉子川地区をはじめ、各地で遊説を繰り返して村全域で票の掘り起こしを進めている。
前回の投票率は88.25%。今回、小室陣営は80%台後半、加藤陣営は90%台前半を見込む。両候補の公約に共通した点が多く、具体的な方針を打ち出し、差別化を図れるかが焦点だ。
(2014年9月5日 福島民友・県内選挙ニュース)
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