岩城会長が辞任示唆 知事選、鉢村氏擁立断念で引責
10月の知事選で自民党本部が元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)を推薦しない方針を決めたことを受け、鉢村氏を擁立した県連の岩城光英会長(参院福島選挙区)は10日、責任を取って会長を辞任する意向を示唆した。
岩城氏は党本部で報道陣に「私自身が責任を全うした後に、きちんとけじめをつけたい」と言葉に辞意をにじませた。党本部の茂木敏充選対委員長は慰留した。
一方、杉山純一県連幹事長は擁立の過程に触れ「県連で順序立てて丁寧に組織決定した」と正当性を主張した上で「(党本部の決定は)なかなか例のないことで、責任の取り方は普通とは違うと思う。皆さんと相談しながら考えていく」と続投に含みを持たせた。
しかし県連内では、鉢村氏擁立に踏み切った執行部の責任を問う声が強まるのは必至で、選挙戦を前に執行部が責任論を沈静化できるかどうかが焦点となる。
(2014年9月11日 福島民友・県内選挙ニュース)
|