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自民県連が鉢村氏断念正式決定 内堀氏支援見方広がる

 任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票で行われる知事選で、自民党県連は14日、福島市で友好団体などを交えた総務会を開き、独自候補として擁立した元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の党本部への推薦申請を取り下げ、擁立を断念することを機関決定した。
 機関決定を受け、県連は今後、知事選の対応の見直しについて協議を本格化させる見通し。党本部は出馬表明した前副知事の内堀雅雄氏(50)=福島市=を支援する方向で調整しており、県連内では「県連も内堀氏を支援する方向になる」との見方が広がっている。
 総務会は冒頭のみ公開された。出席者によると、鉢村氏の擁立を断念した県連執行部側の責任を追及する声が相次いだ。議員の一人は「鉢村氏は自らの責任で出馬を断念したのに県連は責任を取っていない。会長と幹事長は進退を考えるべき」と指摘。別の議員も今後の知事選対応を見据え「仕切り直しが大事。同じ選挙態勢で臨むのは信頼に欠ける」と辞任を求めた。
 総務会後、県連の岩城光英会長(参院福島選挙区)は報道陣に対し「(知事選後に)自分なりの判断を示したい」と辞任する意向をあらためて示唆した。一方、杉山純一幹事長は「(鉢村氏の擁立を断念した)経緯を支持者に説明することが役員の責任だ」と辞任しない考えを示した。
 県連は15日に各地区の幹部による支部長・幹事長会議を開く。鉢村氏を推薦しない方針を決めた党本部の茂木敏充選対委員長も出席し、推薦見送りの経緯や理由を説明する。
(2014年9月15日 福島民友・県内選挙ニュース)



 

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