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桑折町長選、高橋氏が無投票再選 原発事故対応を評価
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無投票で再選を果たし支持者とバンザイする高橋氏(左から3人目)と妻幸子さん(同2人目)
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任期満了に伴う桑折町長選は16日告示され、無所属で現職の高橋宣博氏(57)=1期=が立候補を届け出た。他に立候補の届け出はなく、高橋氏が無投票で再選を果たした。任期は30日から4年。
高橋氏は同町議を辞して出馬した2010(平成22)年の前回選挙で、現職らとの三つどもえの戦いを制して初当選。11年3月の震災と原発事故後、町内全戸の除染や災害公営住宅の整備などを着実に進め、復興への道筋を明確に示してきたことが無投票当選につながった。
当選証書付与式は22日午前9時から、同町役場で行われる。
【無投票の軌跡】
16日に告示された桑折町長選で、無投票で再選を飾った現職の高橋宣博氏(57)は、1期目最大の課題となった震災、原発事故対応で有権者の評価を受けた。現新3氏で争った前回選挙から一転して無投票となった背景には、山積する課題を着実に解決してきた実行力にある。
約4400戸の住宅除染は年内に終える見通し。前回選挙の争点に挙がった福島蚕糸跡地の利活用問題は、災害公営住宅の建設で高橋氏が主張してきた宅地開発の方向性が固まった。このため、町内では「選挙の争点がない」との声が聞かれた。他候補者の擁立を模索する動きも鈍く、立候補には至らなかった。
1期目は災害への「対応」が町政の中心だったが、2期目については新しい町づくりを「創造」する4年間と位置付ける。今後直面する新たな課題をいかに解決するか、再び手腕が試される。
(2014年9月17日 福島民友・県内選挙ニュース)
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