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各陣営、具体策示せず 「知事選」有権者は政策注視

 任期満了に伴い10月9日告示、26日投開票で行われる知事選は25日、告示まで2週間となる。これまで新人6人が立候補を表明、知事辞任に伴う2006(平成18)年の5人を上回り、現段階で過去最多の候補者による戦いになる見通し。6人は関係者へのあいさつ回りなどを重ねながら、独自色を出すことに力を入れるが、本県復興への具体策を示すまでに至っていないのが現状だ。
 震災後初の知事選となる今回、有権者からは「復興に向けどんな政策を重視するのかが選択材料になる」との声が聞こえ、復興策に対する関心が高い。しかし復興策に是非を問うほどの争点がなく、盛り上がりはいまひとつ。各立候補予定者は具体策を早急に示すことが求められている。
 与野党の相乗りが固まった前副知事の内堀雅雄氏(50)=福島市=は23日、須賀川市などの関係者へあいさつ回りを続けた。「浜、中、会津と回れたが、くまなくと言うにはまだ遠い」。初出馬を表明し10日余りが過ぎたが、まだ具体的な政策を示せずにいる。佐藤雄平県政の後継として政策発表の場を設ける予定だが、単に現在の施策をなぞるのではなく、新たな施策を取り入れながらの継続に主眼を置く。「自分のやるべきことをどう訴えるかが問題」とし「即戦力」と「実行力」を強調する戦略も描いて前哨戦を進める。
 前岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕氏(62)=福島市=は23日、白河市で集会を開くなど県南を中心に有権者と意見を交わした。「(出席者から)現県政に対する怒りを感じた。このままの県政を続けるのか、変革かが問われている」。現県政への批判の受け皿となる姿勢を示し、脱原発や県民の健康対策など既に発表した政策の具体化を検討する。また、市長を3期務めた行政経験や、大学病院の甲状腺外来担当医としての実績、震災後に設立した電話相談ボランティアの活動などで、他候補予定者との違いを際立たせる。
 前双葉町長の井戸川克隆氏(68)=埼玉県加須市に避難=は国、東京電力への対抗姿勢を強力に打ち出す。
 牧師の五十嵐義隆氏(36)=いわき市=は自らを「子育て世代の代表」と位置付けた戦い。
 会社役員の伊関明子氏(59)=北塩原村=は女性の視点で原発事故の正確な情報発信を軸に浸透を図る。
 接客業の高嶋努氏(51)=茨城県結城市=は道州制導入や福島、茨城両空港の連携などを政策に掲げる。
(2014年9月24日 福島民友・県内選挙ニュース)



 

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