増子氏の代表辞任了承 民主県連、足並み乱れ懸念
民主党県連は1日、福島市で開いた役員会と、持ち回りによる常任幹事会で、知事選で前副知事の内堀雅雄氏(50)=福島市=を支援する県連の対応が納得できないとして、代表を辞める意思を示した増子輝彦参院議員(福島選挙区)の辞任を了承した。当面は吉田泉代表代行(衆院比例東北)が県連トップを務める。26日投開票の知事選後に常任幹事会を開き、吉田氏を後任の代表に選任する見通し。
増子氏は知事選への出馬と離党を否定するが、不協和音の表面化で県連内の足並みの乱れが懸念される。増子氏は1日、決定を報告した亀岡義尚幹事長に対し「脱原発で福島のイノベーション(産業革新)を起こしてほしい」と内堀氏に伝えるよう求めた。亀岡氏は「内堀氏にメッセージを送ることはプラスに感じた」と述べ、選挙戦への影響は出ないとの認識を示した。
同日の県議団会議では、一部から慰留を求める声も出たが「知事選を控えた重要な時期であり、増子氏の意思を尊重すべきだ」との意見が多かったという。
(2014年10月2日 福島民友・県内選挙ニュース)
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