知事選“ラストサンデー” 各陣営、都市部の票堀り起こし
知事選は選挙戦最後の日曜日となった19日、無所属新人の6候補は、大票田の都市部などを中心に遊説した。家族連れなどでにぎわう商業施設などで政策を訴え、票の掘り起こしに努めた。
内堀雅雄候補は、郡山、須賀川両市など都市部を含め県中・県南地域に選挙カーを走らせた。須賀川市での街頭演説では、原発事故対応の継続や風評対策の強化を主張。「託された思いを受け止め、リーダーとして実行する」と拳を掲げ、公約実行を誓った。
熊坂義裕候補は二本松、本宮、郡山の各市など県中地方を重点的に遊説。終盤戦は「県政刷新」を、より前面に出す戦術で、原発事故被害対策の総見直しを強調した。須賀川市では車から降り、沿道に詰め掛けた住民と握手を交わすなど、支持拡大に躍起だった。
井戸川克隆候補は会津を中心に支援を訴えた。
五十嵐義隆、伊関明子、金子芳尚の3候補は福島市で住民グループが主催した選挙イベントに参加するなどして政策の浸透を図った。
ある候補の演説を聞きに訪れた中通りの会社員女性(24)は「6人がいろいろな政策を訴えているけど、道筋を立てて実現できるのかを見極めて決めたい」と話した。
(2014年10月20日 福島民友・県内選挙ニュース)
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