「知事選」期日前投票、伸び悩み 最終日の動向に注目
県選管は24日、知事選告示翌日(10日)から投票3日前(23日)までの期日前投票者数を発表した。投票者数は、全有権者の約8%に相当する12万8448人となり、4年前の前回知事選の同時期と比べ、28%(2万8320人)増えている。しかし、昨年の参院選の最終日までの25万169人と比べると5割強にとどまっており、今後の伸びが注目される。
県選管は期日前投票者数の伸び悩みについて「各市町村の数値を集計している段階で要因は分からない」としている。投票者数が最も多いのは福島市で、同市の有権者数の9%に当たる2万1218人。次いで郡山市2万164人、いわき市1万3910人。
原発事故により住民が避難している双葉郡などの町村は期日前投票の割合が比較的高く、全有権者の15〜20%台を占める。
最も割合が高いのは川内村で、有権者数の27%に相当する655人が投票した。楢葉、双葉、葛尾の3町村も有権者の2割超が投票日前に投票を済ませている。
昨年の参院選では、投票日の2日前までに有権者の12%に当たる20万2252人が投票を済ませ、投票日前日には4万7917人が投票した。このほか23日現在の不在者投票者数も発表し、投票者数は8443人で、最多はいわき市の1132人となっている。
(2014年10月25日 福島民友・県内選挙ニュース)
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