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南相馬市議選、投票率は59.10% 復興一色で争点見えず

南相馬市議選、投票率は59.10% 復興一色で争点見えず

南相馬市議選の開票が行われた市スポーツセンター=16日午後7時ごろ

 任期満了に伴い16日に投開票された南相馬市議選は、新人候補が最多の2492票を集め新たな風を吹き込んだ一方、立候補した現職19人が全員当選し貫禄を見せつけた。有権者の避難に加え、各候補の訴える施策が復興一色で争点が見えず、投票率は過去最低の59.10%(前回から13.87ポイント減)。選挙ムードは最後まで盛り上がりを欠いた。
 定数2減の22議席を争う選挙戦は現職19人、元職1人、新人2人が当選。震災と原発事故に伴う人口規模の変化で各陣営が選挙戦術を模索する中、組織力で勝る現職が最後まで優勢に立った形だ。党派別では無所属19人、共産2人、公明1人だった。
 選挙期間中、全住民が避難を強いられている小高区の候補を中心に、多くの陣営が「有権者の反応はいまいち」と手応えをつかめきれずにいた。だが、結果は小高区の現職4候補が全員9位以内と上位当選を果たし、うち3候補は前回よりも得票を伸ばした。鹿島区では勇退した現職2人の受け皿となった現職候補が前回より500票近く得票を伸ばし、2位に躍進した。
 候補者が感じていた低調ムードは投票率に現れ、1市2町合併後の市議選で保ってきた70%超のラインを初めて下回った。低調な投票率は停滞する復旧・復興への不満の現れなのかもしれない。新人がトップ当選を果たした事実は、停滞感を打破し復旧・復興の加速を願う声の現れとも取れる。市議には有権者の声に敏感に反応し、市の再興を前進させるひたむきな取り組みが求められる。
(2014年11月18日 福島民友・県内選挙ニュース)



 

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