本宮市長選告示まで1カ月 現新3氏の復興策問う
任期満了に伴う本宮市長選は、来年1月18日の告示まで1カ月となった。震災後初めてとなる今市長選は、再選を目指す現職の高松義行氏(60)=1期=が、任期4年で進めた震災と原発事故からの復興策の在り方が問われる選挙となる。
市長選をめぐってはこれまで高松氏をはじめ、いずれも新人で県議=本宮市・安達郡=の佐藤政隆氏(61)と、市議の作田博氏(68)が立候補を表明。現職に2新人が挑む構図となるが、支持層が複雑に絡み、情勢は混沌(こんとん)としている。
高松、作田両氏は、保守地盤に支えられ、自民党支持層が重なり、選挙戦をいかに展開するかが注目される。佐藤氏は民主党の支持層を地盤とする。いずれも無党派層への浸透に力を入れる見通しだ。
また、いずれも旧本宮町出身で、旧白沢村の票を取り込みたい思惑が交錯。草刈り場の大票田・本宮地区中心部で、票の上積みができるかどうかが鍵を握りそうだ。
佐藤氏は19日に県議を辞職する見込みで、定数1の同選挙区が欠員となることから、県議補選が市長選と同一日程で行われる公算が大きい。
(2014年12月18日 福島民友・県内選挙ニュース)
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