中国中部の武漢開発地区はロボットで成長する

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中国中部の武漢開発地区はロボットで成長する

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【武漢(中国)2018年7月31日新華社=共同通信JBN】2018 World Robot Contest(WRC)Finals(2018年世界ロボット・コンテスト(WRC)決勝戦)が7月27日から29日まで、中国中部の湖北省の武漢開発地区(Wuhan Development Zone)で開催された。中国、イスラエル、ロシア、オーストラリアを含む「一帯一路」沿いの12カ国以上の国から数百のチームを代表する5000以上の出場者がこのコンテストに参加した。

中国の最も専門的な一流ロボットゲームであるWRCには、多数のトッププレイヤーが集まり、その中には世界チャンピオンを獲得したプレーヤーや世界記録を樹立したプレーヤーも参加した。

武漢開発地区運営委員会(漢南地区委員会)の広報部によると、コンテストは工業情報化省、中国電子学会、武漢開発地区が共催した。

3日間にわたるイベントで、ロボットサッカー競技、水中探知のほか攻撃・防衛対決などの競技が行われた。

コンペでは、インドからの4人の出場者がロボットを調整していた。彼らはインドの全国ロボット競技の無人空中輸送手段で1位となったチームだった。その内の1人は現在、ニューデリーの工科大学で電子通信エンジニアリングを学ぶ学生で、太陽エネルギーを利用した清掃ロボットを開発・販売する企業をすでに起業している。

昨年のRoboCupで中国チャンピオンになったチュー・ビユウン氏は、3V3サッカーゲームで懸命にロボットを操作した。このフィールドは長さ6メートル、幅4メートルで、「サッカーボール」は卓球ボールとほぼ同じ大きさだった。チュー氏は絶好のチャンスをつかみ、スコアを上げた。

チュー氏は「入った」と興奮気味。それぞれのロボットに加え、5つのカラーコードとサッカーフィールドの上に2台のカメラが並列に設けられた。カメラが分析のために写真をコンピューターに送信すると、ロボットとボールの位置が自動的に判定された。追加の動きは信号でロボットに送信された。

チュー氏は「われわれは監督に似ている。ロボットの動きはわれわれが決定する。アルゴリズムではない。プログラミングの品質とロボットのコンディションが結果を決める」と語った。

このコンテスト・ディレクターであるチャン・チュン氏によると、2018 WRCは技術向上、プロモーション、人材育成のためのプラットフォームでもあり、ロボティック産業の世界的な協力を大幅に強化するものである。

統計によると、世界のロボット市場の規模は2017年に1600億元に達し、2020年には2400億元を超えると予測されている。このため武漢開発地区は「ロボットの首都」に移行することを提案した。

この地区は強力な自動車産業のおかげで「自動車の首都」として知られてきた。昨年、同地区は1443億元の総生産量に到達し、武漢で1位になった。自動車および自動車部品産業は75%を占めた。しかし、中国の自動車産業の発展はハイスピードからミディアムスピードに鈍化しており、地元政府は新しい成長エンジンとしてロボットに期待した。

健全な産業基盤と応用市場はこの開発地区を武漢の産業経済発展の主要な戦場とした。開発地区は約3500ユニットのロボットを使用している。産業ロボット使用の密度は1万人の労働者あたり約100ユニットであり、これは国内平均を上回っているものの、依然として世界の先進国よりも低い。

この差を縮小するため、この地区にロボットタウンが建設され、2020年までに産業の年間生産値を100億元、2022年までに300億元、2035年までに500億元を達成する。

WRCの開催はロボットタウン建設を進める第1歩である。この開発地区はビッグデータ、クラウドコンピューティング、インダストリアル・インターネット・オブ・シングスの分野の資本、技術、人材を求め、ロボット産業を取り巻くエコシステムを構築する。武漢開発地区は近い将来、国家的重要性を備え世界に影響力を持つロボット産業拠点となる。

ソース:The Publicity Department of Wuhan Development Zone Working Committee (Hannan District Committee)

添付写真リンク:
http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=316912