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▽6    【07 1/7掲載】
女性の就労
女性の就労
 マイカーで出勤する大河原さん。「ばりばり働く女性の友人たちからエネルギーをもらっている」と言う 
 
 「子どもの時は引っ込み思案。夢なんて特になくて、その時、その時、漠然と自分のことしか考えてなかったような気がする」。大河原(旧姓・佐久間)好子さん(58)=福島市=は現在、主婦とパート勤務の毎日を送る。
 「ごく平凡」と笑うが、人生の節目は「50歳」と言い切る。50歳の時、大河原さんは同級生たちより一足早く「定年」を迎えた。
 高校を卒業し団体勤務などを経て結婚。その後、約20年間、病院の医療事務に就き共働きの夫とともに2人の娘を育てた。「定年退職」は、勤務先の病院から申し渡された。
 「でも当時、子どもは学生でお金が必要だった。それで退職後、ハローワークに通ったのですが、充実していました」
 机の上の仕事しか経験のなかった大河原さんは、まず、ハローワークが求職者の職業訓練の場として開設したビジネススクールの3カ月コースに通った。
 授業内容はパソコンとワープロ、そして簿記。「簿記はちんぷんかんぷんだった。でも、20代から50代まで年齢も職歴もさまざまなクラスメートが皆、必死で勉強していたので私もついていった」。大河原さんも簿記3級の資格を取った。
 それでも就職先は見つからない。再びハローワーク主催の1カ月介護体験実習に参加した。「絶対できないと思った。なにもしないよりは、というのが本音」だったが、2カ月後には実習先の施設からパート勤務の誘いがあった。
 東北経済産業局の2002(平成14)年度調査によると、フルタイム、パートタイムを合わせ「働くことが可能」と考える女性は55―59歳で87%、60―64歳でも74%に上る。
 企業も、製造業と介護施設などの高齢者サービス業では70%以上で高齢者の雇用実績がある。
 ただ、女性の多くが就労環境の厳しさを感じているのも現実。勤務体制や休暇の取りにくさなどから37%が「家事との両立が難しい」、23%が「両親の世話との両立が難しい」と回答している。
 施設に勤務して7年。現在、一日5時間働く大河原さんも、初めはフルタイムの仕事を探していた。「でも、条件が合わないと迷っているより、働いている今が充実している。好きなことをする時間も増えた。一日一日が精いっぱいです」 
◇定年後のすごし方 
東北経済産業局「人口減少、少子・高齢化に対応した新産業創出に関する調査」(2002年度)では、団塊の世代は定年後のすごし方として56・2%が「再就職」、24・5%が「のんびりすごす」と回答した。
マイカーで出勤する大河原さん。「ばりばり働く女性の友人たちからエネルギーをもらっている」と言う 
 


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