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14 ◇   【07 2/1掲載】
国際親善
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おけいの墓を通じた東山小との交流を語るコーエン=昨年10月、プラサビル市のゴールド・トレイル・ユニオン校で
第一部
会津娘おけい物語
 日米で深まる交流/子どもに会津の歴史紹介

 会津若松市の東山小と、カリフォルニア州でおけいの墓に隣接するゴールド・トレイル・ユニオン校の交流で、鍵を握る人物がいる。1人はゴールド・トレイル・ユニオン校教師のジャネット・コーエン、もう1人は会津エルドラド交流の会長の大谷春之。

 コーエンは日米政府が設立したフルブライト奨学金プログラムで2000(平成12)年に来日、岩手県の小学校で研究に取り組んだ。その時「おけいさんの故郷に行きたい」と、会津若松市を2度訪問した。

 以後、大谷らとメールや手紙で親睦(しんぼく)を深め、03年に会津若松市で演劇が上演された際には、フィリップ・ビアカンプ夫妻と共に来日。過去6回ほど日本を訪れ毎回、おけいの墓や大谷宅に立ち寄っている。

 コーエンは自分の学校に国際交流教室をつくり、東山小児童から送られた書道や絵画作品、写真を掲示。会津若松をはじめとする日本の文化や歴史、言葉や習慣を紹介するビデオや、国際理解のためのプログラムを児童とともに制作した。「私たちの学校は他校との交流が少ない。東山小との交流は、外国の文化を知るうえでも非常に重要。今後も交流を深めたい」

 日本に多くの友人を持つ親日派のコーエン。「もし、今おけいさんに会えたら」の問いに「『おけいさん。私たちは、あなたが大好きです』と伝えたい」とニッコリ笑った。

 日米の交流は、会津若松市に止まらない。1973年8月、カリフォルニアのサクラメント市でおけい研究に取り組む日系人団体とサクラメント市から「おけいの故国と交流したい」と、会津若松市に姉妹都市締結の申し入れがあった。しかしこれは実現せず、75年に埼玉県蕨(わらび)市が交流を引き受ける形で、おけいの墓地プラサビル市のあるエルドラド郡と蕨市が姉妹都市を締結した。

 2005年には交流30周年を迎え、蕨市で記念式典が行われた。郡議員ラスティ・デュプレイ、市議カール・ハーゲンら35人が出席。カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーも祝辞を寄せ、盛大に祝った。

 市民交流の中心的な活動を続ける「蕨・エルドラド姉妹都市協力会」副会長の向井昌子は「市民同士、草の根交流を今後も続けたい。これからは教育活動も含め、若者同士の交流も深めたい」。今夏は中学、高校生や保護者ら約20人で現地を訪問、キャンプ体験を予定している。(敬称略)

(報道部・藍原寛子)
 


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