【平成30年】両陛下迎え「全国植樹祭」 緑の少年団に森林への思い託す

 
両膝をつき、サポート役の緑の少年団員と言葉を交わされる皇后さま(代表撮影)=2018年6月10日

 第69回全国植樹祭が2018(平成30)年6月10日、天皇、皇后両陛下を迎え、津波被害を受けた南相馬市原町区で開かれた。約8000人が海岸防災林の基本樹種クロマツなどの苗木を植えた。本県の沿岸部では津波で6割の海岸防災林が流失。苗木が潮害や風害などを防ぐ役目を果たすまでには20~30年の歳月がかかる。両陛下から緑の少年団の児童に森林づくりの思いが託された。

 天皇陛下は退位に伴い、最後の来県となった。全国植樹祭への出席のほか、浜通りや福島市の古関裕而記念館などを訪問された。

 【平成30年の出来事】
5月・全国新酒鑑評会で県産日本酒の金賞受賞数が史上初の6年連続日本一
6月・南相馬市で全国植樹祭
7月・東京五輪の聖火リレー、本県出発が決定