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臓器獲得機関OPO |
|48|(2006.12.7) |
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| 移植を受けた後のクランピッツさんのホームページ。死亡に伴い、臓器提供を啓発する内容に変更された
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米もドナー不足深刻/議論起こした募集運動
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今年10月、愛媛県の病院で臓器売買容疑事件が発覚、関係者が逮捕されて裁判が始まった。脳死ドナー(臓器提供者)不足が背景とされるが、米国もドナーが不足しており、議論を巻き起こす出来事が起きている。
クランピッツさんの例
トッド・クランピッツさんの移植はその一例だ。クランピッツさんは2005年5月に肝細胞がんと診断され、待機リストに載った。しかし、すぐには移植が受けられないと考え、妻や友人らと、自分に臓器を提供してくれるドナー募集の運動を始めた。
インターネットや高速道路の巨大広告看板で自分の顔写真や連絡先を公表して大々的にPRした結果、05年8月、ある遺族が亡き家族の肝臓提供を申し出て、肝移植手術が行われた。しかし、がんは再発し、昨年4月にクランピッツさんは帰らぬ人となった。32歳。角膜のドナーになった。
クランピッツさんの移植では議論が起きた。「医学的基準が軽んじられたのでは」「公平性に欠ける」「有名な患者への臓器提供はドナーの功名心を刺激する」との批判の一方で、「臓器提供をPRしてくれた」「ドナーの行為は尊い」「個人の自由」「脳死ドナー不足が要因」などの賛成もあった。
クランピッツさんが自分のドナーを直接募集した理由は第1に、米国では脳死ドナー遺族が移植患者を指定できる、主に親族間の「移植者指定提供」を認める病院やOPOがあるからだ。第2に、親族や友人だけでなく見知らぬ他人が生体ドナーになる「善意の第3者提供」(グッド・サマリタン・ドナー)制度があるから。同制度は、公平性を保つため、移植患者に「生体ドナーはどこの誰か」を知らせない匿名規定を持つ移植病院があるが、規定がない病院もある。
政府の施策として、市民のボランティア精神や宗教観を下地に、移植医療への理解を深めてドナーを増やし、待機患者の死亡を減らしたいという意図も絡む。
根本的な解決策はなし
ところが指定提供や善意の第三者提供の場合、待機リストを飛び越えて移植が行われる。大多数の患者は待機リストに従って辛抱強く待ち、多額の費用がかかるドナー募集運動はできない。結果として不公平が生じてしまう、というわけだ。しかし、脳死ドナーが増えること以外、根本的な解決策はまだない。
クランピッツさんの遺族や友人は、基金をつくって啓発運動を始めた。基金のホームページには、移植待ちの患者の顔写真入りリンクが張られ、「生体ドナー募集」の切実な訴えが続いている。
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