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06.04.29
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”タンポポ林”(福島)で餌探し
タンポポが咲き競う草むらで、餌を探すクロオオアリ=福島市小鳥の森
クロオオアリ、いよいよ動きが活発
 日増しに暖かさを増す県内。福島市小鳥の森では桜の花びらが舞う中、タンポポが咲き競う。地面にはさまざまな大きさの働きアリたちがせわしなく餌を探し回り、動きが活発になってきた。

 アリから見れば、タンポポ畑も林のよう。その間を縫うように動いていたクロオオアリは、大きいもので13ミリにも達する日本最大のアリ。死んだ昆虫やアブラムシのみつを食べる。目は退化し触覚が頼り。

 小鳥の森には、3種のタンポポが確認されている。外来種のセイヨウタンポポとアカミタンポポ、日本在来のエゾタンポポ。幅を利かせているのはセイヨウタンポポで、在来種は林の隅に追いやられている。(写真と文=矢内靖史カメラマン)
 


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