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07.0212
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紅色照らす「お天道様」
オオイヌノフグリの間を歩き回るナナホシテントウ=福島市松川町
ナナホシテントウ
 日当たりのよい斜面では、オオイヌノフグリやハコベなど春の花が既に咲き競う。その間を縫うように歩き回る鮮やかな紅色の虫。福島市の草むらでは、ナナホシテントウが動きだした。

 テントウムシは、集団で越冬することで知られており、ナナホシテントウは数匹が集まって落ち葉の下などで冬を越す。晴れた日には「お天道様」を目指して登っていくのが名前の由来だという。

 ナナホシテントウは約8ミリ。体は小さくてもアブラムシやハダニなどを食べる肉食。農家にとっては、農作物の害虫を食べてくれる大切な益虫だ。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 


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