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ふくしま虫の目探検隊
07.0217
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雪上歩き回る小さな黒い虫
セッケイカワゲラ
     雪上を歩くセッケイカワゲラ=北塩原村・裏磐梯
セッケイカワゲラ
 裏磐梯は今、冬の観光シーズン。スキーやスノーシューをはいて、冬の自然観察を楽しむ家族連れらも多い。暖冬とはいえ、厳しい寒さの中、足元を歩き回る小さな黒い虫。不動滝へ続くコース沿いなどでは、雪上にセッケイカワゲラが見られる季節を迎えた。

 裏磐梯で自然観察ガイドを務める高橋真希さんによると、今年、セッケイカワゲラを確認したのは1月下旬。例年より1カ月近く早いという。

 セッケイカワゲラは、カワゲラの仲間で体長約1センチ。成虫でも羽はなく、絶えず川の上流に向かって歩いている。卵や幼虫の時に下流に流された分、さかのぼって産卵するという。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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