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ふくしま虫の目探検隊
07.0303
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ゾウムシ
ゾウムシ
ネコヤナギの花穂に長い口先を差し入れるヤナギイネゾウモドキ=福島市上鳥渡
啓蟄前に春めく福島
ネコヤナギの絹毛ポカポカ

 3月に入り、すっかり春めいてきた県内。福島市上鳥渡では、ネコヤナギの花穂(かすい)が大きくふくらみ、一部は小さな花を咲かせ始めた。その銀白色の絹毛の中に顔をうずめる小さな甲虫。6日の啓蟄(けいちつ)を前に、ゾウムシが動きだした。

 福島昆虫ファウナ調査グループ代表の斎藤修司さんによると、このゾウムシはヤナギイネゾウモドキ。体長約4ミリで、早春から現れ、長い口先を花穂に突き刺し、中の花粉を食べる。

 ゾウムシは、日本で約1500種知られ、世界中に生息する甲虫。硬い外骨格に覆われ、食性が幅広いため、気候、環境にかかわらず適応しているという。
 

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