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ふくしま虫の目探検隊
07.04.26
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ナガメ

菜の花が咲く畑で、ナガメの人面模様が仲良く並ぶ=二本松市

歌舞伎役者は春の野が舞台

 ダイコンの葉の上に仲良く並んだ2つの顔−。赤と黒の模様が鮮やかなカメムシ「ナガメ」が県内各地の畑などで見られるようになってきた。

 ナガメとは、菜の花に付くカメムシという意味。春にカブ、キャベツ、ダイコンなどのアブラナ科の野菜に集まることが多い。体長は8、9ミリほど。歌舞伎役者のようにも見える人面模様がユニークなカメムシだ。

 カメムシは、悪臭を放つことで知られる。ナガメも例外ではない。しかし、いつもにおいを出しているわけではなく、驚かせなければ臭くはない。アカカブやコマツナの花が咲く畑は、春の優しい香りに包まれていた。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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