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ふくしま虫の目探検隊
07.07.05
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キボシカミキリ
キボシカミキリ

桑の葉にとまるキボシカミキリ=福島市松川町

桑畑の大敵、猛威を振るう
 
 県内で養蚕が衰退して久しいが、その一因ともいわれるのがキボシカミキリ。桑畑の害虫として戦後、猛威を振るった。現在も庭先のイチジクの木などで見られる身近なカミキリムシ。

 キボシカミキリは、体長14―30ミリ。カミキリの幼虫は、テッポウムシといわれ、枝や幹の中を食い進むため、木を枯らしてしまうことがある。

 福島虫の会の横井直人さんによると、桑の葉を枝ごと収穫するようになり木が衰えたことで、キボシカミキリが爆発的に増えた。蚕の餌になる桑には農薬が使えず、伊達郡では対策に困り1匹5円で買い取った時代もあったという。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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