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ふくしま虫の目探検隊
07.07.12
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ニイニイゼミ

泥まみれの幼虫から抜け出し、羽の乾きを待つニイニイゼミ=福島市小鳥の森

泥まみれの殻 脱ぎ捨てる
 
 福島市小鳥の森で、ニイニイゼミの羽化が本格化している。毎年7月に入ると、平野部では真っ先に鳴き出すセミ。幼虫は体中に泥を付けているのが特徴で、ほかの幼虫とは容易に区別できる。
 体長20−26ミリの小型のセミで、灰褐色のまだら模様が特徴。木にとまっていると見事な保護色になる。「ニィーー」と金属的な声で鳴くが、ほかのセミに比べてどこか涼しげな印象がある。
 羽化は地上から数10センチの場所で行われる。羽化殻は、木の根元や草などに付いていることが多い。
 幼虫が泥まみれなのは、乾燥から身を守るためだといわれる。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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