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ふくしま虫の目探検隊
07.09.13
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ツリフネソウ
ツリフネソウ

ツリフネソウに集まるトラマルハナバチ。働きバチの体長は10―18ミリほど=福島市小鳥の森

一部のハチだけ誘う花の形
 「福島市小鳥の森」の沢沿いでは、ツリフネソウがユニークな形の花を咲かせている。花を頻繁に訪れるのがトラマルハナバチ。ツリフネソウの花の形は、マルハナバチを誘い込むために進化したといわれる。

 ツリフネソウ(釣船草)は、船をつり下げたような花の形から名付けられた。山沿いの水辺や湿り気の多い場所に生える一年草で、初秋に赤紫の花をつける。

 花の後ろには渦巻き状の管があり、その奥にみつをためている。トラマルハナバチのように舌が長くないとみつが吸えない。一部のハチだけを呼び寄せることで、同じ種類の花に確実に花粉を運ばせることができるという。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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