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ふくしま虫の目探検隊
07.09.27
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ヒガンバナ
ヒガンバナ

真っ赤な花を咲かせるヒガンバナ。放射状に伸びた雄しべには雨の滴が並び、秋の景色を映す=福島市山口

彼岸に燃えるような赤い花
 彼岸のころになると、それに合わせたように咲き出すヒガンバナ。県内各地の田んぼのあぜや河原などで、燃えるような赤い花を咲かせている。

 ヒガンバナは別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれ、中国から渡来した植物と考えられている。残暑も和らぐころ、茎だけを伸ばして開花する。その後、葉を出すが翌春には枯れ、秋が近づくまで地表には何も生えていない。

 有毒植物で、墓地や田畑のあぜに多いのはモグラやネズミの害を避けるように植えられたため。球根の毒は長時間水にさらせば抜くことができるため、飢饉(ききん)の際、食用にされたこともあるという。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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