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ふくしま虫の目探検隊
07.10.25
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ゲンノショウコ

みこしを思わせる果皮がユニークなゲンノショウコ。ろうそくのような実奄ェ乾くと、果皮が巻き上がり、種を飛ばす=福島市小鳥の森

”バネ仕掛け”で種子飛ばす
 秋も深まり、草木も冬支度を始めている。ゲンノショウコは、種がはじけた後の形がみこしのように見えることから、ミコシグサとも呼ばれる。

 野原や道端に普通に生える多年草で、夏から秋にかけて花を咲かせる。西日本には赤色もあるが、本県ではほとんど白色。実が乾くと果皮がバネのように巻き上がり、種子を遠くに飛ばす。

 日本の民間薬の代表格で、ドクダミやセンブリと並んで古くから用いられてきた。整腸作用があり、飲むとその薬効がすぐに表れることから、「現の証拠」と呼ばれるようになったという。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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