みんゆうＮｅｔふくしま虫の目探検隊

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虫の目探検ＴＯＰ

07.11.01
７１

ツワブキ

海岸沿いを鮮やかに染め上げるツワブキと、花の下に潜むオオカマキリ＝広野町

海岸を彩る”黄色の群落”

　広野町やいわき市久之浜の海岸にかけて、ツワブキが海岸に面したがけなどを黄色の花で染め上げている。ツワブキは暖地性の植物。まとまった群落をつくっているのは、本県の太平洋側南部が北限となる。

　ツワブキはキク科の多年草で、葉はフキに似ているが、常緑で表面につやがある。園芸用として日本庭園などに植えられるほか、食用や民間薬としても用いられてきた。

　鮮やかな黄色の花には、ミツバチやアブ、チョウなどが頻繁に訪れる。花の下に目をやると獲物を狙うオオカマキリの雌が隠れていた。産卵を間近に控え、栄養補給に余念がないのだろう。

（写真と文・矢内靖史カメラマン）

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