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ふくしま虫の目探検隊
07.11.15
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イカリモンガ
イカリモンガ

花のみつを吸うイカリモンガ。いかりのようなオレンジ色の紋が特徴=福島市山口

ガなのに姿はチョウのよう
 暦の上では冬。それでも、よく晴れた日には成虫のまま越冬するチョウたちが日だまりを飛び回る。墓地の近くで咲いていたキクの花では、タテハチョウの仲間に交じってイカリモンガがみつを求めていた。昼間、花のみつを吸う姿はチョウそのものだが、実はガの仲間。

 チョウとガの違いは「チョウは日中活動し、ガは夜活動する」「チョウは羽を閉じて止まり、ガは開いて止まる」「チョウは触角が細く、ガは太い」などが挙げられるが、イカリモンガはガの仲間でありながら、チョウの仲間の特徴を持つ。

 落ち葉の下などで越冬し翌春、再び活動を始める。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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