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ふくしま虫の目探検隊
08.03.06
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クロサンショウウオ
クロサンショウウオ

クロサンショウウオの成体と小さな池に産み付けられた卵のう(左)

冬ごもり終え産卵本格化
 3月に入り、冬ごもりを終えた一部の生き物たちが地上で活動を始めた。浜通り北部の丘陵地帯では、クロサンショウウオの産卵が本格化。わき水のある小さな池の中には、アケビの果肉のような卵のうが、積もった落ち葉と美しいコントラストを描いている。

 水中の落ち葉をすくい上げるとクロサンショウウオの成体が現れた。飛び出た目と大きな口は愛きょうたっぷり。次の雌が産卵に現れるのを待つ雄だろうか。

 クロサンショウウオは、全長18センチ。県内では会津地方に多く、湿原周辺の森林に生息する。浜通りの生息地の多くは人家に密接し、その環境は恵まれたものではない。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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