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06.08.27
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カワラバッタ
見事な保護色で河原に溶け込むカワラバッタ=南会津町・阿賀川
見事な保護色/昆虫界の忍者
 「虫の忍者」の異名を取るカワラバッタ。石の上にじっとしていると見事な保護色になり、見失うことが多い。アユ釣りでにぎわう南会津町の阿賀川流域では、釣り人の足元を跳び回るカワラバッタが見られる季節を迎えた。

 体長25―43ミリの中型のバッタで、体色は灰褐色から灰黒色。普段は目立たないが、後ろ羽は鮮やかな水色で、飛ぶ姿はよく目立つ。

 カワラバッタの生息地は石のごろごろした中流域の大きな河原。かつてはごく普通のバッタだったが、河川工事などで生息に適した環境が少なくなり、絶滅が危ぶまれている。

(写真と文・矢内靖史カメラマン) 
 


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