みんゆうＮｅｔ

虫の目探検ＴＯＰ

06.10.2
２２

ジョロウグモ

網を張り、じっと獲物を待つジョロウグモ＝福島市・県庁前

大きく細かい網じっと獲物待つ

　網を張り、獲物を待つジョロウグモ－。秋になると、さまざまな場所で、大きく成長したジョロウグモが目に付くようになる。ひときわ大きな網は目が細かく、網の前後にも不規則に糸が張られる。網にかかった獲物は、もがけば、もがくほど、クモの糸に絡め取られてしまう。

　クモの糸は直径１センチもあればジャンボジェット機をつり下げられる強度があると言われる。縄張りを悠々と飛行するオニヤンマでさえも網にかかるとひとたまりもない。

　害虫を捕食する益虫の役割も果たしているが、その容姿や網が家や壁を汚すため、忌み嫌われることが多い。（写真と文・矢内靖史カメラマン）　

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