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06.12.24
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甘いみつは鳥のごちそう
寒空の下、身を寄せ合うように小さな花を咲かせるビワ=福島市・信夫山の小金山公園

寒空に咲くビワの花
 師走の寒空に咲く白い花−。福島市・信夫山の小金山公園では、冬枯れの風景の中、ビワの花が甘い香りを放っている。

 常緑の大きな葉の間には、柔らかな毛に包まれた数十個のつぼみが肩を寄せ合うように集まり、それが割れて白い花を咲かせる。11月ごろから来年1月まで咲き続ける。

 この時期、花に昆虫は来ないが、メジロやヒヨドリが甘いみつを吸いに訪れ、鳥たちの声が公園内に響く。24日は「聖夜」。ビワの花は、鳥たちにとって、甘いケーキのようなものかもしれない。(写真と文・矢内靖史カメラマン) 
 


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