今泉県警生安部長に聞く 全県運動で防止を STOPなりすまし詐欺

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今泉県警生安部長に聞く 全県運動で防止を

「全県的な運動に高め、被害を防止していく」と話す今泉部長

 ◆あらゆる場面、注意喚起 

 県内で相次ぐ「なりすまし詐欺」被害の防止に向けて、県警の今泉満臣生活安全部長(59)は、福島民友新聞社の取材に応じ、被害の傾向や抑止対策を説明した。「『あれ? おかしい』と立ち止まって考えられる意識を醸成していきたい。全県的な運動に高め、被害を防止していく」と力を込めた。

 --昨年は過去最悪の被害額だった。被害の傾向は。

 「被害者の8割が高齢者で、中通り地方在住が全体の7割を占めた。また、女性の被害が7割と多かった。(現金の渡し方は)振り込み3割、手渡し4割、送付3割と分かれた。現金を持参して首都圏で被害にあったケースは15件あった。なりすまし詐欺につながる恐れのある不審電話は月--金曜日の平日に多く、警察官を名乗る電話は午前中、息子や孫を装うのは夜間に一度あり、翌日にもかかってくるパターンになっている」

 --県内の金融機関と被害防止に向けた協定を結んだ。どんな効果を期待しているか。

 「被害者は『自分はだまされない』と思っていたが、巧みな話術で被害に遭っているのが現状。(犯行グループは被害者の)良心や一獲千金の心に付け入り、誰でも被害に遭う可能性がある。来店者には不自由をかけるが、理解してもらいたい」

 --県医師会や県薬剤師会、県歯科医師会などにも協力を要請した。

 「生活のあらゆる場面で、注意を喚起することが狙いだ。目にする、耳にする機会を増やすことで、県民運動にまで機運を盛り上げていきたい」

 --県警として県民に訴えることは。

 「知らない人や息子らを名乗る電話は、一度切って以前の番号にかけるなど確認してほしい。家族、地域の力で被害を防ぎたい」