知りたい金融用語【私募債】資金調達の一つの手法

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 企業などは、事業を行うためにさまざまな方法で資金調達を行っています。今回紹介する「私募債」はその方法の一つです。証券会社などを通じて広く資金を募る公募債と異なり、少数の投資家を対象とした資金を募る社債です。

 企業が資金を調達する方法として一般的なのは銀行などから受ける融資で、間接金融と呼ばれます。これに対して企業が自ら有価証券を発行する私募債は、直接金融と呼ばれます。

 一般的に、企業がいきなり私募債を発行しても引き受け手は簡単に見つかりません。そのため銀行などが保証し、発行額を一括で引き受ける「銀行保証付き私募債」などの形で発行されるケースが多くなっています。

 発行には一定の基準があり、私募債を発行できる企業は比較的財務状態が安定しているとされています。企業の資金調達方法の多様化やCSRの観点からもニーズが高まっており、新事業や新規開発などといった将来への投資として活用されることが多くなっています。

 また、最近では、地元の学校などの施設に寄贈ができる「とうほう・ふるさと総活躍応援私募債」などの寄付型私募債の取り扱いが増えています。

(東邦銀行法人営業部)