知りたい金融用語【フィンテック】IT活用新サービス

 

 「フィンテック」という言葉を聞いたことがありますか? 日本では3年ほど前から耳にするようになりました。ファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)を組み合わせた米国発の造語で、スマートフォンを使った決済や資産運用、ビッグデータ、人工知能(AI)など最新のITを活用した新たな金融サービスを指します。

 ひと言にフィンテックといってもサービスや技術はさまざまです。銀行口座の入出金をはじめクレジットカードの明細をひとまとめにして自動で家計簿を作ってくれる家計簿アプリ、自分に最適な投資先を自動で案内、助言してくれるサービス「ロボアドバイザー」、外国への振り込みを即座に安価でできるサービスなどです。

 このように利用者が「あったらいいな」と思うようなサービスの実現には、新たな技術開発が欠かせません。ITに強いベンチャー企業や大手銀行、地方銀行もフィンテックへの取り組みを強化しています。

(東邦銀行法人営業部)