知りたい金融用語【事業承継】企業後継者選び課題

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 現在、企業経営で大きな課題となっているのが後継者をどうするかという、いわゆる「事業承継」の問題です。企業を支援する銀行にとっても事業承継は大きな課題であり、近年は企業の円滑な事業承継の支援が重視されています。

 事業承継の問題に直面する企業の多くは、後継者の候補が少ない中小企業が中心です。「団塊の世代」に当たる経営者の年齢のピークが65歳を超え、2020年ごろには引退時期に差し掛かるといわれています。こうした企業が円滑に事業承継を行えない場合、従業員の雇用に影響が出るなど、地域経済に与える影響も指摘されています。

 企業の後継者選びでは親族だけでなく、従業員や社外の第三者を後継者とする選択肢も増えています。当行などでは、事業承継円滑化のための後継者育成や人材マッチングに取り組むほか、後継者不在の企業に対して事業拡大を目指す企業との合併・買収(M&A)による事業承継の支援なども行っています。経営者の高齢化が進む今後は、こうした事業承継の増加も見込まれています。

(東邦銀行法人営業部)