【知りたい資産運用(9)】 為替は変動リスクに注意

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 資産運用のリスクの一つに為替変動リスクがあります。異なる通貨の交換を外国為替と言い、交換する際の比率は「為替レート」と呼ばれます。一般的に為替レートは、通貨が流通する国の物価水準を反映して変動するとされており、物価上昇は通貨価値の減少につながります。

 現実の為替レートは市場の複雑な要因が絡んで変動しますが、日本はデフレ傾向に歯止めがかかり、リーマン・ショック以降の円高基調から円安に向かい現在米ドル為替レートは1ドル=107円前後(6日)となっています。

 日本の金利は、低水準が続いていますが、一方海外に目を向けると日本よりも金利の高い国があります。金利の高い海外資産への運用比率を高めることも賢い資産運用の方法です。ただし、高金利通貨のリターン以上に為替の変動リスクは大きくなることもあり注意が必要です。

 為替の変動リスクを抑える方法として(1)複数の通貨を組み合わせて運用する(2)コストをかけてリスクを避け「為替ヘッジ」する、という二つの方法があります。運用成績は下がりますが「為替ヘッジあり」の商品を選ぶことは手堅い手法です。

  (東邦銀行金融商品営業部担当部長・関根敦)