【知りたい資産運用(21)】 NISA向きの「新タイプ」

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 前回話したバランスファンドは、あらかじめ資産の配分が決まっている「ターゲットリスクファンド」が主流でしたが、最近は新しいタイプが注目を集めています。

 一つは「ターゲットイヤー型ファンド」と呼ばれるものです。個人の方が一度投資すると、年齢やリスク許容度の変化に応じて運用の中身を見直すことは容易にできません。ターゲットイヤー型ファンドはターゲットイヤー(退職を迎える年)に向けた年齢の変化に合わせ、継続的に資産配分を株式から安定資産である債券や短期の金融商品などに切り替え、保守的な運用に自動的にシフトしていくファンドです。米国の確定拠出年金では主流の運用スタイルです。

 もう一つは「ラップ型ファンド」【グラフ】です。ラップとは包むという意味で、専門家が経済や相場環境に応じて資産配分比率を機動的に変更し、特にマーケットの下落局面での下振れリスク抑制を目指すファンドです。

 いずれのタイプも資産配分比率の調整(リバランス)において、投資信託の一部売却・購入の手間やコストが省けるため、少額投資非課税制度(NISA)に向いています。

 (東邦銀行金融商品営業部担当部長・関根敦)