【知りたい資産運用(41)】 需要の均衡でレート決定

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 前回は為替レートの決定要因の一つと考えられる購買力平価(PPP)説を紹介しました。今回は円/ドルレートを例に他の決定要因を考えてみましょう。

 為替市場には「円売りドル買い」と「ドル売り円買い」の需要が存在しますが、この双方が均衡するところで為替レートが決定されます。

 実際の経済では、貿易やサービスなどの取引から発生する貿易外収支を合わせて経常収支という考え方がありますが、経常収支に伴い発生する為替の売買需要が存在します。一方実物ではない取引、すなわち金融取引でも為替売買が行われます。広い意味での資本移動に伴う為替の売買です。

 さらに金利差を変動要因とする資本の移動、実物投資に伴う資本の移動、短期的な為替そのものから利益を得ようとする資本の移動に分類できます。一口に資本移動といっても内容は数通りに分かれてきます。金利差や実物投資、投機に基づく資本移動。これらすべてを考察しなければ的確な為替変動予測はできないのです。

 (とうほう証券)