【知りたい資産運用(44)】 企業財務体質指すPBR

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 銘柄選択の代表的な投資尺度の二つ目は「株価純資産倍率(PBR)」です。企業の財務体質や資産内容を判断する指標です。

 PBRは「株価が1株当たり純資産の何倍に買われているか」を示したものです。企業の資産が、経営の安定性や将来の成長性を判断するうえで重要な目安となります。

 株価は通常、会社の1株当たりの資産価値を下回ることはありませんが、銘柄によってはPBRが1倍を下回るものもあります。この場合、経営不安や多額の不良債権がある場合を除いて、一般的にその企業の株価は割安であると考えられます。しかし、企業が所有する資産の中には、土地や株式といった実際には価値が上がっているものもあります。通常のPBRはこうした点を全く考慮していない指標なので注意が必要です。

 ほかにも投資尺度となる指標としては、取引所の出来高、税引き後の純利益に減価償却費を加えた実質的な利益と株価の関係を見る「株価キャッシュフロー倍率」、自己資本当期純利益率(ROE)、総資産利益率(ROA)などがあります。

 (とうほう証券)