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福島市制100周年 県都の足跡と展望 TOP
合併/周辺自治体とも連携へ
信夫山の周辺に市街地が広がる福島市。2008年度には飯野町との合併により「新福島市」が誕生する見込み
【1】 合併/周辺自治体とも連携へ
 市役所市長公室に飾られた、福島市全域を撮影した大きな写真。緑豊かな市の全景が一目でよく分かり、見る者を引きつける。空から見た同市は、周囲を山に囲まれた典型的な盆地に住宅地や商業地帯などが点在する。阿武隈川と国道4号が縦断、市街地の中心にはシンボルの信夫山が浮島のようにたたずむ。
 県内2番目の市制施行
 今でこそ面積746.43平方キロの広さを誇る同市だが、市制施行時は8.82平方キロにすぎなかった。旧福島町と旧浜辺村、旧清水村の一部による合併により人口2万600人以上とされていた市制施行の条件を満たし、5251戸、人口3万1835人、県内では会津若松市に次ぐ2番目の市として、新たな一歩を歩み始めた。
 1953(昭和28)年の町村合併促進法施行後、同市は周辺町村との合併を重ねた。余目や大笹生、土湯などをはじめ、信夫村や松川町、飯坂町、吾妻町などと合併し、68年までに信夫郡の全域と伊達、安達両郡の1部を含む現在の規模となった。平成の大合併では、2004(平成16)年度から飯野、川俣両町と始めた1市2町での合併協議が川俣町の離脱で頓挫。07年に入りあらためて飯野町と1市1町で協議を再開した。
 地域密着型の施策推進
 飯野町との合併協議が進めば、2008年度には新福島市が生まれる見通し。1市2町での協議中止により、新福島市が中核市(人口30万人以上)となる夢は消えた。権限の移譲や新たな税収も実現不可能となったが、市は市民が「合併してよかった」と思える行政サービスを提供しなけらばならない。
 中心部から離れた地区の人々が不便を感じないよう支所機能充実や学習センター整備を図るなど、地域密着型の施策が重要性を増す。さらに伊達市や伊達郡、二本松市など周辺自治体と連携した施策の充実も必要で、新市には円滑な市政運営のため努力が求められる。
 瀬戸孝則市長は川俣町の離脱後「合併はメリットやデメリットで考えるものではない。合併の有無にかかわらず近隣自治体と連携していく」と、県北の母都市としての姿勢を示した。自ら課した役割を担うため、福島市の模索が続いている。

 ●メモ
 平成の大合併
 地方分権の推進や効率的な行政運営を目的に行われ、1995年の「合併特例法」改正によりスタート。県内は60市町村となった。現在は、福島と飯野の合併協議のみが進行している。
 


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