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福島市制100周年 県都の足跡と展望 TOP
福島駅南側の「こむこむ」から北側を見る風景。今後進められる道路整備や社会実験により、人や車の流れの変化が見込まれる
【7】都市整備/持続可能なまちづくりへ
 福島市のJR福島駅東口周辺がほぼ現在の姿となったのは1991(平成3)年ごろ。71年に路面電車が廃止され、73年にはあづま陸橋が開通するなど開発が進み、91年に東口バスプールの整備が完了した。最近も公共施設やホテル建設、民間主体の区画整理が行われており、駅前の様相は変化を続けている。ハード、ソフト両面で住民参加型のまちづくりを進めている同市だが、今後はさらに環境や景観に配慮した、将来へ持続可能なまちづくりに取り組むことが重要視されている。
 「中心市街地活性化や人口減少、高齢化対策を考えたまちづくりにも、環境や景観への配慮は欠かせない」と佐藤祐一市都市計画課長。福島駅東口の市子どもの夢を育(はぐく)む施設「こむこむ」から駅北側の旧さくら野百貨店、福島交通曽根田駅を結ぶ約一`区間では、市街地の南北の新機軸として、回遊性向上を促す道路整備が進む。歩道を広く確保した上、路面にバリアフリー対策も施し、ゆったりとした雰囲気の中で歩行者が行き来しやすいよう工夫した道づくりが行われている。
 市街地の車の流れも見直しており、混雑しがちな駅東口から平和通りを経て国道13号に接続する現ルートを変える。2010(平成22)年度までに東北電力福島支店前の栄町置賜町線を拡張して、広い歩道と豊かな街路樹を備えた新たなバス通りとし、駅のバスターミナルからスムーズに国道13号へ接続させる計画だ。
 回遊可能なまちへ検証
 本年度は新たに、県の協力の下、環境負荷の少ないまちづくりを探る「歩いて暮らせるまちづくり社会実験」に着手する。自家用車ではなく公共交通機関の利用促進を図り、徒歩や自転車で回遊可能な次世代のまちの在り方を検証していく。
 市街地だけでなく、周辺部のニュータウンでの少子化や高齢化の問題も今後、避けて通れない課題となってくる。長期間、未着手のままの都市計画道路の見直し、福島西道路の南伸や東北中央道(福島―米沢間)の建設に伴う周辺整備など、市が取り組むべき課題は山積している。「市街地から農村地帯まで市全体を見据えた都市計画や住宅政策に一層力を入れていく。数年後の市内は、また違う表情になっていると思う」。佐藤課長は期待を込めて話す。

 ●メモ
 栄町置賜町線
 市の都市計画道路。2010(平成22)年度までに延長220メートル、幅員22メートルの片側1車線道路に改良する。敷地の1部が事業用地となる東北電力福島支店は今後、同市栄町の福島地方土地開発公社所有地に移転する。
 


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