【巡視船「なつい」】 取り締まりや救助に活躍

 
海の安全を守る巡視船「なつい」

 福島海上(かいじょう)保安部(ほあんぶ)に所属(しょぞく)し、新地町からいわき市勿来(なこそ)町の海の安全を守っている中型巡視船(じゅんしせん)です。総(そう)トン数335トン、全長56メートル、幅(はば)8.5メートルの船で、小回りがききます。同市を流れる夏井川が船名の由来で、2013(平成25)年6月に使用が始まった船です。

 船はウニやサザエなどの密漁(みつりょう)を取り締(し)まったり、事故(じこ)で船から投げ出された人を助けたりします。船長や航海士、機関士らが乗船しています。

 船は海に出ていない時、同市の小名浜港に停泊(ていはく)しています。船を背景(はいけい)に記念撮影(さつえい)することができるため、休日には親子連れの姿(すがた)も見られます。

 なついの通信士の男性は「船や自分たちの安全を守るため、双眼鏡(そうがんきょう)での見張(みは)りなどをしっかりとしています」と話してくれました。

 【どこで?】いわき市の小名浜港に停泊(ていはく) なついか巡視船「あぶくま」を例年「おなはま海遊祭」で一般(いっぱん)公開。問い合わせは福島海上保安部(かいじょうほあんぶ)管理課へ。

みんゆうジュニア情報局