【立川ごんぼ】 強い香りと軟らかさ特徴

 
新鮮なゴボウが販売される「立川こんぼフェスティバル」

 会津坂下(あいづばんげ)町(まち)立川地区で生産されているゴボウで、ふつうのゴボウより香(かお)りが強く、軟(やわ)らかいのが特徴(とくちょう)です。地元では「立川ごんぼ」の名前でも親しまれています。

 「会津小菊カボチャ」や「慶徳(けいとく)玉ネギ」などとともに、会津伝統野菜(でんとうやさい)の一つに数えられている在来種(ざいらいしゅ)です。10~12月が収穫(しゅうかく)時期。同地区は砂地(すなち)が多く、ゴボウの栽培(さいばい)に適(てき)した地区のため、長年生産されてきました。

 幼稚園児(ようちえんじ)が毎年ゴボウの収穫を体験(たいけん)するなど、地元では伝統野菜を継承(けいしょう)する取り組みも行われています。ゴボウを練(ね)り込(こ)んで焼き上げたクッキーや、麺生地(めんきじ)にゴボウを加えた「立川ごんぼうどん」など加工品も開発されています。

 地元の農家が中心となり毎年、立川ごんぼフェスティバルが開催(かいさい)されています。新鮮(しんせん)なゴボウを販売(はんばい)し、ゴボウ汁(じる)を無料で振(ふ)る舞(ま)うイベントです。「ゴボウファン」が全国から訪(おとず)れるほど人気を集めています。

みんゆうジュニア情報局