【不忘池】 学校のシンボル「心」の字

 
枯山水の池としてきれいに整備された不忘池

 福島高にある不忘池(ふぼういけ)(心字の池水(しんじのちすい))は、校歌にも歌われる学校のシンボル。同校が今年創立(そうりつ)120周年を迎(むか)えたことを記念し、記念事業実行委員会によりリニューアルされました。

 心の文字をかたどった不忘池は1908(明治41)年、東宮殿下(とうぐうでんか)(のちの大正天皇(てんのう))が同校を訪(おとず)れたのを記念して造(つく)られました。長く生徒たちを見守ってきましたが、震災(しんさい)で壊(こわ)れ、水がたまらないようになってしまいました。実行委は不忘池を水を使わずに風景を表現する庭園「枯山水(かれさんすい)」として一新することにし、池の底に白い石を敷(し)き詰(つ)めました。

 リニューアルを祝う式典では、出席した同校生徒会長は「池が新しくなり、高校に光が入った感じ。先輩(せんぱい)の思いを継(つ)いで新しい学校をつくっていきたい」と話していました。

 【どこで?】不忘池(ふぼういけ) 福島市森合町5の72の福島高の敷地内(しきちない)にあり、見学も可能(かのう)。

みんゆうジュニア情報局