【岳温泉十二支めぐり】 温泉街歩き干支探そう

 
温泉神社にある「子」の図柄が描かれた石柱

 二本松市の岳温泉(だけおんせん)観光協会が、同温泉復興(ふっこう)90周年の記念事業として1996(平成8)年に始めました。

 干支(えと)の動物などの絵が彫(ほ)られた石柱12本が温泉街の周りを囲(かこ)むように設置(せっち)されています。訪(おとず)れた人は同観光協会ではがきと地図、インクのセットを受け取り石柱めぐりに出発。石柱を見つけたら、彫られた絵にインクを塗(ぬ)り、版画(はんが)のようにしてはがきに刷(す)ります。

 12支(し)の原画は、同市出身で名誉市民でもある、日本画家の大山忠作(ちゅうさく)さんが描(か)きました。原画をもとに石柱に絵を彫ったのは、彫刻家(ちょうこくか)で父が同市出身の橋本堅太郎(けんたろう)さんです。12本の柱は実力のある2人の芸術家(げいじゅつか)が一緒(いっしょ)に作り上げた作品です。

 石柱は温泉神社や岳温泉観光協会、旅館、公共施設(しせつ)などの近くにあります。地図を手にして一つ一つ探(さが)していくと、温泉の周辺の散策(さんさく)も楽しめるようになっています。 

【どこで?】岳温泉(だけおんせん) 二本松市岳温泉。JR二本松駅から車で約15分。

みんゆうジュニア情報局