【開成山公園】 市民が安らぐ桜の名所

 
多くの人に親しまれている開成山公園

 開成山公園は、郡山市街地にあるシンボル的な公園として、市民が安らぐ場所となっています。

 五十鈴(いすず)湖を中心とする公園と、球場や陸上競技(きょうぎ)場などのスポーツ施設(しせつ)のゾーンがあります。五十鈴湖は元々、「上(かみ)の池」と呼よばれ、農地に水を送るための池として江戸(えど)時代につくられました。伊勢(いせ)神宮に関係がある開成山大神宮の近くにあることから、伊勢神宮の前を流れる「五十鈴川」にちなんで命名されたそうです。

 猪苗代(いなわしろ)湖から水を引く安積(あさか)開拓(かいたく)事業が行われた明治時代初期に、池の堤防(ていぼう)を強化し、開拓者の心を和ませようと桜(さくら)が植えられました。現在(げんざい)は約1300本の桜があり、県内有数の桜の名所となっています。

 このうちのソメイヨシノ1本は1878(明治11)年に植えられたとされ、日本最古級であることが確認(かくにん)されています。

【どこで?】開成山公園 郡山市開成1の5。JR郡山駅から車で約10分。

みんゆうジュニア情報局