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漢字の世界 四字熟語
【2006.1.15】
 今日から一年間、よく知られためになる「四字熟語」を、思いつくままに一つずつ取り上げてゆく。
一衣帯水(いちいたいすい)

一すじの帯のように狭い川

 まずは「1月」にちなんで「一」のつく語から始めてみよう。

 表題の語は、近ごろ日本と中国の交流の際などに、よく用いられる。「両国は一衣帯水の間柄である」というふうに。

 これは「一すじの帯のように狭い川」の意で、日中の場合、間を隔てている海を狭い川と見なし、両国は近い隣国同士であることを強調する。

 もとは隋の文帝の言葉。当時、揚子江(長江)を隔てて陳と対立していたが、「もともと一衣帯水〈長江を指す〉の間柄だ」と言ったもの。なお「一(いち)衣帯水(いたいすい)」と切れるので、念のため。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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